下がっている時こそチャンス
年明けから株価下落傾向
確定拠出年金制度(401K)に加入されている方で年明けからの株価下落を不安視されてる方もいらっしゃるのではないかと思います。今ご自身の資産を覗いてみてください。確かに一時期よりも減った或いは初めて間がない方もしくは選択された商品によってはマイナスになっている方もあるかと思います。実は私も年明けすぐの1/5のピークから1か月半ほどで最大80万円程度減っている状態です。
企業型は中断ができない
「相場が下がる時は積立を止めた方がいいですか?」というご相談がよくあります。しかし私は「何もしなくていいですよ」とアドバイスします。そもそも確定拠出年金制度(401K)は企業型であれば一度始めるとその企業にいらっしゃる間は掛金の中断はできない(但し産休など理由によりお給料が出てない方は中断ができます)のですが、個人型(iDeCo)は可能です。
相場が下がるときに安く買う方が得
確かに相場が下がった時というのは、その瞬間の資産は減っていて場合によっては元本割れを起こしていることもあるでしょう。慣れていない方は怖さも感じるかもしれません。しかし相場が下がったときでも積立投資は機械的に淡々と続けることが大切だということを申し上げておきます。なぜなら毎月一定金額で買うということは相場が下がったときほど多くの口数を買うことができ購入単価を下げることができるからです。これはドルコスト平均法と呼ばれ、安いときにしっかりと投資して購入単価を下げておけば、その後に相場が回復した際により早く損を解消しリターンのプラス幅も大きくなるのです。逆に言うと短期的な資金の目減りを避けるために積立をやめてしまうと、安く投資する機会を逃すことになりかねません。身近に例えるなら、よくトイレットペーパーやティッシュペーパーのような物は安い時により多くの数量を買い占めたりますよね。それらは使用目的で購入していますが、仮にそれを売るとすると安い時の仕入れを増やせば利益はより出やすくなることはお分かりいただけるかと思います。私は相場が下がったときにはバーゲンセールが始まった。そして安く仕入れるチャンスだと思っています。それが長く続くことは有り難いとさえ思います。相場の安い時期に投資できていないということは相場回復時の恩恵を受けにくくしてしまいます。
最短でも60歳まで使えないお金を今気にしてどうする?
確定拠出年金制度(401K)のような長期積立では相場の波は必ずあります。ずっと上がり続けることもなければ、ずっと下がり続けることもありません。そして以前もお話ししましたが、どんな方でも確定拠出年金制度(401K)の資産は最短60歳までは使うことができません。使えないお金が増えようが減ろうが今は関係ないと思いませんか!なので今上がった下がったは気にする必要がないのです。相場がどう動いても基本積み立てている間は何もする必要はなく、ただ機械的に続けてください。