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オーストラリアの年金制度「スーパーアニュエーション」

スーパーアニュエーションとは?

スーパーアニュエーションとはオーストラリアの公的年金制度の上乗せの私的年金制度、確定拠出年金制度です。日本の企業型選択制確定拠出年金制度やその個人型であるiDeCoのようなものです。ではその内容を比較しながら少し見ていきましょう!

 

【スーパーアニュエーション参考】

http://www.nicmr.com/nicmr/report/repo/2013/2013aut06.pdf …

 

掛金

日本の確定拠出型年金制度で企業型選択制やiDeCoの掛金が個人負担なのに対してスーパーアニュエーションは企業負担です。企業は一定条件以上で働く従業員(18 歳以上で月収 450 豪ドル以上、週30 時間以上の被用者)に対して賃金(手当、賞与などが含まれますが、超過勤務手当は含まれません)の9.5%(2025 年に12%まで段階的に引き上げ予定)の拠出が義務付けられています。私的年金が全額企業負担ならオーストラリアはいいなと思いそうですが、日本は公的年金の中で企業が半分9.15%(現在18.3%の1/2)を負担してくれているのでほぼ同等かと思います。給与の一部を強制的に年金にというのも日本と同じです。日本はそこから更に公的年金の1部として企業と同額を給与から負担しないといけませんが、スーパーアニュエーションは従業員には拠出義務はありません。しかし年間 15 万豪ドル(約 1,200 万円)を上限に任意で企業拠出に上乗して拠出することは可能です。この部分が日本の企業型選択制やiDeCoに当たる感じですね。

【掛金負担イメージPDF】

税制

企業が負担するスーパーアニュエーションの掛金ですが、従業員個人には個人所得税が課税されます。それでも年間2 万 5 千豪ドル(約 200 万円)までは軽減税率 15%(平均的な所得税率37.5%程度)が適用されるので優遇はされています。これを超えて拠出した場合は、通常の個人所得税率により課税がなされます。日本では公的年金の個人負担分は社会保険料控除ですし、企業型選択制やiDeCoの掛金は全額所得控除なのでオーストラリアよりも優遇されていると言えるかもしれません。やはり先週のブログで書いた大きな政府なんでしょうか?

順番は自助、共助、公助で

このスーパーアニュエーション今回は大まかな部分しか紹介していませんが細かく見ていくと低・中所得者への助成制度や積立金補助制度などもありとても複雑に感じました。この辺りはどの国も同じなのかなという感想です。ただオーストラリアの年金制度は9月12日のブログで触れた公助、共助、自助がハッキリしているなという印象です。最低保障の公的年金=公助、企業に加入義務のあるスーパーアニュエーション=共助、そして自ら上乗せできる自助という具合いです。日本はどうしても公的年金に頼りがちで将来の年金額も読みづらい。少なくても将来の公的年金がある程度読めれば自ずと自助努力が働くのではと思いますが、日本で今皆さんができるのは年金準備の順番は公助、共助、自助ではなく自助、共助、公助と考えることです。

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