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名称は公的年金ですが・・・

オーストラリアの公的年金制度

前回のブログで「世界には老後の年金は税金を財源とした一律の最低保証額のみという国もあります」と書きましたが、オーストラリアの公的年金制度がこれに当たります。オーストラリアはこの公的年金制度とスーパーアニュエーションと呼ばれる私的年金制度の併用です。スーパーアニュエーションは私的年金制度ですから日本でいう確定拠出年金制度のようなものですが、その中身はというと年金のベースというべき公的年金の在り方が違うので私的年金もまた少し違うようです。こちらのスーパーアニュエーションは世界でも優れた年金制度という方もあるほどで改めてブログでご紹介したいと思いますが、今回は日本とオーストラリアの公的年金の違いに少し触れてみたいと思います。

「公的年金」と聞くと国による補償だと言う方が多いのではないでしょうか?

しかし日本の公的年金の財源は企業と国民自身が負担する社会保険料に税金を加えたものです。企業や国民自身がその財源の一部を負担しているものを公的年金と呼ぶことに私はずっと違和感を持っていました。呼び方に違和感があると言っているだけで悪いと言っているのではありません。一方オーストラリアは前回のブログで書いた通り財源は税金のみです。

 

ご自身の将来の年金受給額はわかりますか?

では支給額はというとオーストラリアは税金のみでまかなう分、現役時代の所得や納付税額と関係なく国民一律の最低保障の年金です。但し、一定以上の所得や資産がある方は年金額が減額または支給停止されるのは日本と同じような感じですが、オーストラリアは資産も加味されるので日本より厳しいですよね。そして年金額は年に2回消費者物価指数の変動による年金額改定が行われるので完全に一定額ではありませんがある程度どのくらい貰えるかはわかると思うので老後の生活設計を立てやすいのではと思います。その点日本は生涯の平均報酬月額によって年金額は変動し、賦課方式(世代間扶養)でもあるので今後の人口構成も影響するとなるといくらもらえるのかわかりにくく、負担した分はもらえるのかと心配される声が出てくるのも頷けます。

「小さな政府」と「大きな政府」

どちらがいいのか分かりませんが、保障は小さいが負担も小さい「小さな政府」か保障も大きいが負担も大きい「大きな政府」かということかもしれませんね。小さな政府なら国は最低保障だけはしますのであとは皆さんご自身で努力してくださいということでしょうか。それがオーストラリアの私的年金制度スーパーアニュエーションなのだと思います。日本が大きな政府かどうかはわかりませんが、それでも日本も私的年金である確定拠出年金制度を推進しています。日本が大きな政府だとしても今後国民にとって必要な準備なのではないでしょか?

 

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