加入者DCがDBを上回る 2026.06.23選択制確定拠出年金 企業年金の種類 先日、日経新聞で企業型DC(確定拠出年金)の加入者がDB(確定給付年金)の加入者数を上回ったという記事が出ました。日本の企業年金制度は大きくDC(確定拠出年金)とDB(確定給付企業年金)に分かれます。その2種類の企業年金について今回は見ていきたいと思います。 DB(確定給付年金) DB(確定給付年金)は将来受け取る年金額があらかじめ決まっている制度で、運用責任は企業が負います。DBの加入者にとっての最大のメリットは老後に受け取る給付額が比較的安定していることです。市場環境が悪化しても加入者への影響は限定的で、従業員にとって安心感があります。しかし、運用成績が悪化すると企業が不足分を補填する必要があり、企業の財務負担が大きくなるという課題があります。 DC(確定拠出年金) DC(確定拠出年金)は企業や加入者が拠出する掛金額が決まっており、将来受け取る金額は運用成果によって変動するのでリスクは加入者が負います。DCにおける企業のメリットは企業の将来負担を明確化できることです。また、加入者自身が運用商品を選択でき、長期的に高いリターンを得られる可能性があります。さらに、転職時に資産を持ち運べる「ポータビリティ」が高いことも特徴です。反面、運用成果次第で受取額が変動するため、加入者の投資に関する理解も大切になります。 近年の導入傾向と今後 近年の導入傾向を見ると、上記日経新聞の記事通りで日本企業ではDBからDCへのシフトが進んでいます。背景には低金利の長期化、平均寿命の伸長、会計基準の厳格化などにより、企業が将来の給付を保証し続けることが難しくなってきたことがあります。従って特に中小企業では将来負担を予測しやすく、制度運営が比較的シンプルという理由から企業型DC(確定拠出年金)の導入が広がっています。弊社が多くの企業様にお勧めしているのもDC(確定拠出年金)です。私がDB(確定給付年金)ではなくDC(確定拠出年金)をお勧めしたい一番の理由はやはり資産運用が出来るということです。大切なのは将来受取り額がはっきりしているということではなく、企業年金を含めた老後資産で不自由なく老後生活を送ることが出来るかということです。資産運用により世のインフレに対応していくことは将来を見据えた中で何よりも大切だと考えます。 Please share! 給与をもらう前に貯める