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60代の方の加入が可能に

5月より60代の方が新規加入いただけます

これまで新規の加入が59歳以下の方とされていた確定拠出年金制度でこの5月から60代の方の新規加入が可能となります。私の担当する企業様におきましても早速61歳、65歳、66歳の3名の方がご加入されました。

ますます企業型が有利

個人型確定拠出年金制度(iDeCo)ですと64歳以下の方が新規加入可能となりますので、上記65歳や66歳の方は個人型確定拠出年金制度(iDeCo)であればご加入いただけない、企業型確定拠出年金制度だからこそ今回ご加入いただけたことになります。企業型確定拠出年金制度は69歳以下の方が新規加入可能となりますが、各企業の規約によっては60代の方ががご加入いただけないケースもありますのでご注意ください。上記65歳や66歳の方がご加入いただけた企業様は今回の制度改定で規約を69歳まで加入できるように変更(企業様ごとに判断)されたのでご加入いただけました。規約を従来の59歳以下のままにされた企業様は60代の方はご加入いただけませんし、64歳以下のままにされた企業様は60~64歳までの方が新たにご加入いただけるようになったということになります。

受け取りは何歳?受取の条件は?

60代で加入された方の最短受け取りは5年後となります。また受け取りの延長はこれまでの70歳から75歳まで可能となりました。例えば上記のような66歳でご加入された方は積立は69歳(70歳になるお誕生日月の前月)まで、受け取りは71歳~75歳の間となります。

そしてこの選択制確定拠出年金制度は一度加入されるとその会社にいらっしゃる間は会社の規約で定めた積立可能期間は最低でも3,000円は掛け続けないといけません(但し、お給料が支給されてないような休職中の方は中断可)。なので受取の条件は最短の受け取り年齢を過ぎていることと会社を退職するもしくは会社の規約で定められた積立可能期間を過ぎていることが条件となります。お気を付けください。

早いに越したことはない

今回60代の方がご加入いただけるようになりましたことはとても有意義なことだと思います。しかし60代で加入するよりは50代で、50代で加入するよりは40代でと加入期間はやはり長い方が年金額が多くなることはもちろん、税金や社会保険料の削減メリットもより多く受けることができます。私どもは一刻も早い制度導入やご加入をお勧めいたします。

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