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加速する少子高齢化と年金

少子高齢化

最近新聞を読んでいると以前にも増して少子高齢化に関する記事が多いと感じます。4月以降だけでも日本経済新聞ですが、4月10日「出生数、世界で急減」、5月5日「子供最少1493万人」、5月7日「伸びぬ人口、成長の重荷」、5月9日(社説)「出生急減の克服へ若者の将来不安を拭え」などが掲載されています。

弊社では選択制確定拠出年金制度(401K)を導入いただいております企業様へ毎年継続投資教育を実施しておりますが、その中でここ数年必ず上記5月5日の記事「子供の人数」について少し解説しています。5月5日はこどもの日なので毎年この記事が掲載されるのですが、そこには必ずサブタイトルがついています。今年は「40年連続減少」昨年は「39年連続減少」その前は38年、37年と毎年年数だけが延びてきています。今年2月、3月の継続投資教育の中で私は「おそらく今年の5月5日の新聞には40年連続減と出てくると思います」と言っていましたが当たりましたね(笑)いつまでこの年数は延びていくのでしょうか?

少子化は加速化している

そして今その少子化は想定を超える速さで進んでいるというのです。2020年12月25日「出生数、来年80万人割れも」という記事の中でその加速化を指摘しています。理由はもともとの結婚しない人の増加や晩婚化に加えて昨今の新型コロナウイルスの影響で妊娠を控える傾向があることだそうです。今年出生数が80万人割れとなれば公的推計よりも実に10年以上も少子化が前倒しになるというのですから驚きです。

日本は高齢化のトップランナー

2020年7月15日の新聞には「高齢化進む日本、人手不足深刻」という記事が掲載されていました。その中で日本の高齢化は世界の中でも際立っているというのです。2020年日本の高齢化率(65歳以上の人口比)は28.4%で世界一。国連が推計した世界全体の数値を20ポイント近く上回っているということにもとても驚きを覚えました。

年金への影響は?

このまま少子高齢化が進めば公的年金への影響は少なからずあるのではと思っています。しかもそれが加速化しているなら思ったよりも早い段階で起こりうるものと考えます。上記「出生数、来年80万人割れも」の記事の中で現役世代が高齢者を支える社会保障制度は一段の改革を迫られるとあったのも納得です。しかしそれは国がやることで皆さんがコントロールできることではありません。皆さんは自分自身で今できることをやっていきましょう。そうです!確定拠出年金を使った自分年金作りです。

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