年金準備は手遅れにならぬよう!
従業員説明会にて
来月11月より選択制確定拠出年金制度を導入いただきます企業様の従業員説明会を先週開催いたしました。いつも従業員説明会で使用する参考資料で今回従業員の皆様の心に一番響いたのは「20歳だった私へ今、伝えたいこと」という5年前の新聞記事での話のようでした。従業員説明会で用いるほとんどの資料は随時新しいデータや記事に更新していきますが、この記事は私が現在使用している中では最も古い資料です。古くてもこの選択制確定拠出年金制度の必要性を投げかけるにはとても説得力のある資料なのです。
「20歳だった私へ今、伝えたいこと」
内容はといいますと、成人式を迎えた若者に対する1つのアドバイスとして人生の先輩である40歳以上の方々へ「20歳だった私へ今、伝えたいこと」というアンケートを取りました。もし時間をさかのぼって20歳の自分に何か伝えることができるならば何を伝えますかというアンケートです。結果第1位は「貯金をしよう」でした。私もそうでしたが、若い頃は将来の貯金のことなど考えもせず何とかなるさの気持ちが強いですよね。しかし40歳を過ぎた方々が一番後悔するのはもっと若いころから貯金をしておけばよかったということなのだと思います。ちなみに第2位が「本当にやりたい仕事を」第3位が「勉強しよう」でした。
こんな経験はないですか?
最初は何もわからず勧められるままに或いは付き合いで何か買ったり、始めたりしたことが後から考えると買っててよかった、やっててよかったというような経験です。確定拠出年金制度による老後資金の積み立てなどは特にそうかもしれません。後になって「やっててよかった」と思うのではないでしょうか?私が最初に確定拠出年金制度を個人型(iDeCo)で利用し始めたのは13年前の2007年4月(2014年1月に企業型選択制確定拠出年金制度へ移管)です。当時何か節税できるものはないのかと損保会社の知人に相談したのがきっかけで、老後の年金が心配だとか確定拠出年金制度に興味があったなどという理由ではありません(笑)そんな私もあの時始めておいてよかったと今は思います。むしろ遅かった、もっと早く始めるべきだったとまで思っています。40代、50代になって「やっててよかった」と思うか?「これからやらなきゃ」と思うか?皆さんはどちらでしょうか?「まだ大丈夫」と思うことだけは避けましょう(笑)
人生を長い目で見て後悔なきよう!
確定拠出年金は節税メリットを活かしながら選択制の企業型なら3,000円から、個人型(iDeCo)なら5,000円から積み立てが可能です。更に選択制の企業型は社会保険料の削減も可能となります。最初のアンケートのような後悔をしないよう積極的に活用していただけることを願うばかりです。