資産運用の大切さ
投資信託利用者
先日8年前に企業型確定拠出年金制度(DC)を導入いただきました企業様へ継続投資教育にお伺いしてきました。その企業様は大部分の方が投資信託を選択されて積極的に資産運用をされていて、導入当初からご加入の方であれば8年も経っているのでその運用益が50%程度の方も結構いらっしゃいます。ただその中にお一人この8年間定期預金に置いたままという方がいらっしゃいました。
定期預金に置いた方
その定期預金に置いたままの方の運用益はいくらだったでしょうか?8年間でわずか80円です。周りの方からは「あなた勿体ないことしたね」と声を掛けられ、その場で投資信託へスイッチング(資産の移し換え)と掛金配分の割合変更をされました。救いはその方がまだ比較的若い方であったということでしょうか。その企業様は毎年私が継続投資教育にお伺いしておりましたが、私が資産運用の大切さを伝えきれず反省しました。その方も決して定期預金を選択したわけではなく、加入して何もせずにそのままにしておいたというだけなのです。
私がいつもお伝えすること
私はいつもご加入後、最初に聞いていただく投資教育の中で運用利回りによって将来の受取額が大きく違うことをご案内しています(添付資料参考)。また自分自身のこの確定拠出年金制度における資産を見ていただいて参考にしていただいてもいます。私の資産は昨年7月までの約17年間で損益率約81%です。もし元金が1千万円あったとすれば810万円のプラスということになります。しかしもし17年間定期預金を選択していたとするとわずか約0.009%の8万7千円しか増えていない計算になるのです。もちろん投資信託にはマイナスリスクもありますが、810万円と8万7千円という約800万円もの大きな差を見ていただくと投資信託を選びたくなる方が多いですよね。
【参考資料】運用利回りと受取額
10分を惜しむことなく
仕事が忙しい、面倒くさいなどの理由で定期預金に置かれたままという方はまだいらっしゃいます。しかし掛金配分の割合変更という商品選びはサイトで10分もあれば出来る作業です。わずか10分を惜しんで将来の受取額が何百万と違ってくるのだとしたら、その10分にはとてつもない価値があると思いませんか?私は今回の反省を元に資産運用の大切さをこれからも多くの加入者にお伝えするとともに商品選びにつきましても可能な限りアドバイスさせていただこうと思っております。