働く高齢者が増える理由
なぜ高齢者は働く?
今年9月16日敬老の日の新聞に「働く高齢者、最多の914万人」という記事が掲載されていました。近年、働く高齢者が急増しています。今や4人に1人が就業しているそうです。なぜ高齢になっても働くのか?経済的な必要性、健康状態の改善、社会的なつながりを求める思いなどが主な理由かと思いますが、中でも経済的な必要性という方が多いように思います。多くの高齢者は年金だけでは生活が難しいと感じており、収入を得るために働く必要があります。特に、年金の支給額が十分でない地域や家庭では、経済的な不安が高まります。そのため、再就職やパートタイムの仕事を選ぶことが一般的になっています。また、生活水準を維持したいという希望から、働き続ける高齢者が増えているのです。
問題点
ただ高齢者の就業には問題点も多くあります。健康上の問題で就業そのものが厳しい方や働く時間や職種に制限がある方などがいらっしゃるのではないでしょうか。また上司や若い方との人間関係を不安視される方もあるかと思います。しかし経済的な問題で働くとなるとそんなことも言ってられないとなり、ついつい無理や我慢をして働くということも考えられます。もちろん国や企業には職場での配慮やサポート、世代間の理解を深めるための取り組みを求めたいと思います。
自助努力
しかし無理や我慢をして働かなくてもいいように、ご自身でも高齢者となる前になるべく早いうちから準備をしていただきたいと思っています。そのための1つの手段として私は確定拠出年金制度(401K)をお勧めしております。65歳になる前にこの制度を利用して自分年金を作っていけば多少なりとも老後資金が出来上がります。国もこの制度を利用すれば税金を優遇をしてくれるなど自分年金作りを応援してくれています。昨今不安視されるインフレの問題も資産運用により対応可能ですし、企業型確定拠出年金制度(DC)となればご負担する社会保険料も軽減することが出来たりと多くのメリットがあります。
老後の選択肢を豊富に
私は高齢者が働くことには賛成です。今後日本で起こる可能性が高い少子高齢化による労働力不足問題の一助にもなるからです。しかし高齢者の働く動機が経済的な理由であって欲しくないのです。お金は二の次、高齢になっても働くのはボケ防止や社会とのつながりを持ち続けるためと言える高齢者を増やしたいのです。働く高齢者がより充実した人生を送ることができる社会の実現のためにも私は確定拠出年金制度(401k)を一人でも多くの方にお勧めしていきたいと思っています。好きなこともやりながら生きていく余裕をもった老後生活を目指しましょう!