投資の根本的な考え方
ドラマの名ゼリフ
先日見ていたテレビドラマでのセリフです。投資のアドバイスを求める人に対して主人公が「どの株を買うべきか、人に聞いている時点でダメです」と答えていました。私の解釈ですが、投資は人に頼らず、自分の責任で考え、判断できるようにならないといけないと言いたいのだと思います。ただアドバイスを求めることが悪いわけではなく、その情報を元に自分で判断していくことが大切だということで、このセリフには投資の厳しさや自己責任の重要性を感じますよね。
他人のアドバイス
またもう1つ人の意見は当てにならないこともあるということを頭に置いておきましょう。特に業者のお勧めは単に売りたい商品であったりするケースもありますので、もらった情報をうのみにせずセカンドオピニオンを求めたりしてよく考えることが大切です。世の中には無責任なアドバイスや、ポジショントーク(自分が買ってるから他人にも買わせようとする)も多く存在します。アドバイスしてくれた人は責任を取ってくれません。先ほども申し上げましたが、投資はすべて自己責任だということを忘れないでください。これは私の個人的な考えですが、基本的に良い銘柄の情報が自分のところ来たときはすでに手遅れだと思った方が良いと思います。なので私はそのタイミングで買えば下がっていくと考えます。参考程度に聞いておいてください。
求められるアドバイス①
私も企業型確定拠出年金制度(DC)の仕事をしておりますので、投資信託になりますが資産運用のアドバイスは仕事の1つです。その中で資産運用に関してよく求められるアドバイスが2つあります。1つは「どのタイミングで始めたらいいのか?(もちろん商品は投資信託を選択することを前提として)」ということ。上記ドラマのセリフを借りれば「加入するタイミングを考えているようではダメです」と言いたいですね。ドルコスト平均法を使って積み立てていくので関係ありません。おそらく加入時期を気にされる方はドルコスト平均法が理解できてないだけだと思います。
求められるアドバイス②
もう1つは昨年の秋によくいただいた問い合わせでもありましたが「トランプ大統領が就任しても大丈夫でしょうか?」というものでした。この回答も上記ドラマのセリフ風に言うと「世の中の情勢を気にしているようではダメです」ということです。やはりドルコスト平均法を理解している方であればお判りいただけるかと思います。ドルコスト平均法につきましては2022年2月のブログを参照ください。
【2022年2月ブログ:下がっている時ほどチャンス】
https://kinzai-fk.com/2022/02/19/sagatteirutokikosochance/