運用商品にNASDAQが追加
本年3本目の追加運用商品
弊社が取り扱う企業型確定拠出年金制度(DC)の選択商品に今年6月『ニッセイ外国株式インデックスファンド』『SBI・全世界株式インデックス・ファンド』が追加となり、その2商品については6月のブログにて解説いたしました。今回12月より更に1本『SBI・インベスコQQQ・NASDAQ100インデックス・ファンド』が追加となりました。
【参考:2024年6月ブログ】
https://kinzai-fk.com/2024/06/25/tsuikaunyoushouhin/
3本目の米国株式
この『SBI・インベスコQQQ・NASDAQ100インデックス・ファンド』はカテゴリーで言うと米国株式です。これで選択可能な米国株式はNYダウ、S&P500と合わせて3本となり、米国株式を選ぶ場合どれを選んだらいいのか迷う方もいらっしゃるのではないかと思います。まず加入者負担となる信託報酬を安い順に並べると①S&P500(0.0938%)、②NASDAQ100(0.2388%)、③NYダウ(0.2475%)となります。NASDAQ100とNYダウはさほど変わりませんが、S&P500は全25本の元本変動型投資信託商品の中でも現在最も安く信託報酬が安いというのはやはり魅力的に感じられるのではないでしょうか。
運用実績
では運用実績を見てみましょう。2013年12月から2024年10月までの約11年間、毎月10,000円を積み立てた場合、信託報酬まで加味した利回り順位は①NASDAQ100(20.58%)、②S&P500(18.98%)、③NYダウ(16.60%)という結果です。ちなみに全25本の商品の中でもNASDAQ100とS&P500は1位、2位です。2024年12月26日の新聞記事で「日本株 出遅れ銘柄探る」という記事の中に2024年の主要国・市場の株価騰落率が載っていましたが、1位はやはりNASDAQで約33%、S&P500は5位で約27%です。ちなみに日経平均は9位で約17%でした。しかしこれはあくまでも1年という短期間でのお話です。資産運用はやはり長期で考えることが肝要なので参考程度にしていただければと思います。またこれも2024年という1年でというお話ですが、私自身も毎日積立という形で今回の3つの米国株式商品を比較してみました。結果はやはり①NASDAQ100、②S&P500、③NYダウの順番でした。NASDAQ100とS&P500はそこまで差がなく、NYダウも含めて日毎、週毎、月毎その順番が変わっていたりもしたのでそこまで差は出てこないのではという実感も少しあります。
選択肢が増えるのはいいことです
今回NASDAQ100が増えて選択商品は5本の元本確保型を合わせると30本となりました。6月のブログでも触れましたが、現在運用商品提供数は35本を上限とする制約が設けられています。あと5本どのような商品が入ってくるか楽しみでもありますが、ただたくさんあっても選択に迷うという方もいらっしゃるのではないかと思います。そんなときも弊社金融財務研究所は皆様の参考になるアドバイスが出来ればと思っております。